結論から言うと、『ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。〜魔導書の力で祖国を叩き潰します〜』は「小説家になろう」で無料で読めます。
ただし、Web版だけでは物語の全部を追いきれない可能性がある、という点が今回調査していく一番のポイントです。
この記事の結論を先にまとめると、「なろう版は無料で読めるが更新は途中で止まっており、続きは書籍版でしか読めない」という状態です。
この記事では、原作小説の掲載先、なろう版の連載状況、そして書籍版・コミカライズ・アニメとの関係を、公式サイトの情報をもとに整理していきます。
『ブチ切れ令嬢は報復を誓いました』はなろうに掲載されている?
まず前提として、本作は投稿サイト「小説家になろう」出身の作品です。
作者・はぐれメタボ先生が2020年10月6日から「小説家になろう」で連載を開始したのが、このシリーズのスタートになります。
物語は、未来の国母として努力を重ねてきた公爵令嬢エリザベートが、王子から婚約破棄を突きつけられ、隠していた本当の力【七つの魔導書】を手に祖国への報復を誓う、というところから動き出します。
この設定と展開が読者の心をつかみ、なろう発の作品を対象とした「HJ小説大賞2021前期」を受賞しました。
つまり「なろうで読める?」という疑問への答えは、なろうに投稿されたオリジナル版がそのまま存在している、というのが基本の答えになります。
Web版(なろう版)はどこまで読めるのか
ここで気になるのが、「なろうで読めるとしても、どこまで読めるのか」という点です。
確認できた掲載ページの情報によると、Web版の最新エピソードが掲載されたのは2022年9月20日となっています。
一方で、書籍版であるHJノベルス版はすでに8巻(2026年7月17日発売)まで刊行が進んでいます。
つまり、Web版の更新は物語の途中で止まっており、書籍版のほうが物語を先に進めている状態だと考えられます。
無料のなろう版だけを読み進めていくと、序盤から中盤にかけての展開はしっかり追えますが、最新の展開まではWeb版だけでは追いきれない可能性が高い、というのが実情のようです。
筆者としては、この「Web版と書籍版で読める範囲が違う」という点こそが、この作品を検索する多くの読者が知りたい核心部分だと感じています。
なろう版のエピソード構成を見ると、婚約破棄からエリザベートが商会を立ち上げて力を蓄えていく前半のテンポは非常に良く、無料でここまで読めることに驚く読者は多いはずです。
一方で、途中から更新が止まっていることに気づいたとき、「続きが気になるのに読めない」という状態そのものが、この作品特有の“もどかしさ”を生んでいると考えられます。
なろう版で読める章(エピソード構成)を確認
なろう版のエピソードは、いくつかの「編」に分かれて連載されていたとされています。
確認できた主な章立ては次の通りです(※章タイトルの表記は掲載当時のものを参照しており、現在の表示と多少異なる可能性があります)。
- 亡命編(婚約破棄からエリザベートが祖国を離れるまで)
- 雌伏編(商会設立などで力を蓄える時期)
- 帝都編(ユーティア帝国の帝都へ向かう展開)
- 小国編(辺境での紛争を描く章)
- 躍進編(商会がさらに勢力を広げる章)
- 迷宮編(迷宮探索を描く章)
- 金貨編(偽金事件などを扱う章)
- 教会編(教会や誘拐事件が絡む章)
- 日常編(サブキャラクターたちの日常を描く番外的な章)
- 祝祭編(帝都での祝祭を描く章)
- 大戦編(戦争が描かれる章)
こうして見ると、なろう版だけでもかなりのボリュームがあることが分かります。
序盤の「婚約者」というエピソードから物語が始まり、章が進むごとにエリザベートの復讐劇と商会経営が本格化していく構成です。

各エピソードには掲載日時が細かく記録されており、2020年10月から2021年前半にかけて、更新頻度が高かった時期があったことも確認できます。
このハイペースな更新が、当時のなろう読者から支持を集めた理由の一つだったのではないかと筆者は考えています。
なお、各編ごとの正確な話数までは今回の調査では確認できなかったため、「どの編で何話読めるか」を厳密に知りたい場合は、なろうの目次ページで直接確認することをおすすめします。
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書籍版(HJノベルス)との関係を整理
Web版と並行して知っておきたいのが、書籍版の情報です。
本作はホビージャパンの「HJノベルス」レーベルから書籍化されており、イラストは昌未先生が担当しています。
刊行の流れを簡単に整理すると、次のようになります。
| 巻数 | 発売日 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 1巻 | 2022年5月19日 | 1,320円 |
| 8巻 | 2026年7月17日 | 1,485円 |
1巻から8巻までの間、ほぼ年1〜2冊のペースで巻数が積み重ねられてきたとみられますが、2巻から7巻までの発売日・価格については、出版社サイトでの各巻ごとの表記が統一されておらず、今回の調査では正確な数値を確認できませんでした。
これは「非公開」というわけではなく、単に今回の調査時点で裏付けが取れなかったという意味です。
正確な巻数ごとのスケジュールを知りたい場合は、出版社の公式サイトや書誌情報サイトで直接確認することをおすすめします。
なろう版の更新が2022年9月20日で止まっている一方、書籍版はその後も継続的に刊行されており、物語としては書籍版のほうが先に進んでいる状態です。
読み方の選択肢としては、「無料でまず序盤を試したいならなろう版」「物語の続きまでしっかり追いたいなら書籍版」という使い分けになりそうです。
コミカライズ版・アニメ版との違いにも注意
なろう版・書籍版に加えて、この作品にはコミカライズ版とアニメ版も存在します。
コミカライズは、おおのいも先生の作画で「コミックファイア」にて2022年5月19日から連載が続いています。
さらに、2026年6月10日に「小説家になろう」の公式ブログでアニメ化が発表され、2026年7月からテレビ東京・BS11・AT-Xほかでテレビアニメが放送されています。
放送局・曜日・時間帯については公式サイトで発表されているものの、深夜帯の放送は地域や配信状況によって表記が前後することもあるため、この記事では「テレビ東京・BS11・AT-Xほかで放送中」という範囲でお伝えします。正確な放送時間は変更される可能性もあるため、視聴前に必ず各局の公式サイトで最新情報を確認してください。
ここで注意したいのは、なろう版・書籍版・コミカライズ版・アニメ版はそれぞれ描かれている範囲が異なるという点です。
なろう版の設定自体、婚約破棄からエリザベートが力を解放していく展開は、通常の令嬢モノよりもかなり攻めた作りになっており、その熱量の高さがアニメ化にもそのまま引き継がれていると感じます。
なお、原作者のコメントとして一部で紹介されている発言については、掲載元やインタビュー名を今回の調査では特定できなかったため、この記事では引用として扱わないことにします。
「なろうで読んだ内容」と「アニメで見た内容」が完全に一致するとは限らないので、ネタバレを避けたい場合は「原作では」「アニメ版では」を意識しながら情報を追うのが安心です。
考察:なろう発アニメ化作品と比べて見えてくること
ここからは筆者個人の見解になりますが、この作品ほど「なろうで読める?」という検索が発生しやすい作品は珍しいと感じています。
なろう発でアニメ化された作品の中には、Web版と書籍版が長期間並走し、読者がWeb版だけで最新話にほぼ追いつけるタイプの作品もあります。
たとえば『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』は、書籍化・アニメ化後も長くWeb版が読める状態を維持してきた作品として知られています。
一方で、書籍化を機にWeb版の公開自体を停止する方針を取る作品もあり、『本好きの下剋上』はその代表例として語られることが多い作品です。
こうした前例と比べると、本作は「Web版そのものは残っているものの、更新自体が2022年9月20日ごろで止まり、その後の展開は書籍版だけが担っている」という、いわば中間的なタイプに位置していると筆者は捉えています。
この違いは、単に「更新頻度の差」というより、作者・出版社側が書籍版での展開を主軸に据える方針を選んだ結果ではないかと個人的には考えています。
なろう発作品では、Web版を無料の入口として残しつつ、物語の核心部分は書籍で読んでもらう形にすることで、書籍の購入につなげやすくするという販売戦略が一般的にとられることがあります。
本作についても、2020年10月6日の連載開始からHJ小説大賞2021前期受賞、2022年5月19日の書籍化、同日からのコミカライズ開始、2026年のアニメ化という段階的なメディア展開の流れを見ると、書籍版を軸に読者を育ててきた作品であることがうかがえます。
アニメが放送中である現在、アニメを見て興味を持った新規読者がなろう版に流れ込み、「思ったより短い」と感じるケースが増える可能性があります。
その場合、続きを読みたい読者の多くは自然と書籍版へ流れていくはずで、これは出版社側にとっても想定内の導線だろうと筆者としては推測しています。
同時に、なろう作品からアニメ化される作品が増えている中で、「無料のWeb版でどこまで追えるか」を事前にチェックする動きは、今後さらに一般的になっていくのではないかと筆者は感じています。
まとめ
『ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。〜魔導書の力で祖国を叩き潰します〜』は、2020年10月6日から「小説家になろう」で連載が始まった作品で、確かになろうで読むことができます。
ただし、確認できたWeb版の最新エピソード掲載日は2022年9月20日であり、その後の展開は書籍版(HJノベルス、最新8巻は2026年7月17日発売・1,485円)のほうが先行しています。
コミカライズ版(コミックファイア、おおのいも先生作画)やアニメ版(2026年7月放送開始)も含めると、メディアごとに描かれている範囲が異なる点は覚えておきたいポイントです。
まずは無料のなろう版で世界観や序盤の展開を確かめ、続きが気になったら書籍版で追いかける、という読み方が現状はいちばん確実だと言えそうです。
よくある質問
なろう版は今も更新されていますか?
確認できた情報では、最新エピソードの掲載日は2022年9月20日となっており、それ以降の大きな更新は確認できませんでした。最新の連載状況は公式サイトで直接確認することをおすすめします。
なろう版と書籍版で内容は同じですか?
書籍化にあたって加筆・修正が加えられている可能性があり、また書籍版のほうが刊行が先行しているため、完全に同じ内容とは限りません。物語の続きまで気になる場合は書籍版の確認が安心です。
アニメはなろう版のどこまでを描いていますか?
アニメは2026年7月から放送が始まった作品で、原作のどこまでを映像化しているかについては、なろう版・書籍版どちらの範囲に対応するかを含めて、アニメ公式サイトの情報を確認するのが確実です。
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